FMTさん

ギリギリまで頑張っていたのだろう
限界を超えてあふれ出した症状
きっと辛い時はいっぱいあったはず
それなのに病院へ行く数日前まで
家族は全く気が付かなかった
どれだけ辛抱強いのか?

医師の話もネットで検索する結果も
望みの持てるような内容は全然無かった
治療をしても何度も再発に苦しむ病気らしい
自分が同じ病気ならば治療を望むだろうか…?
病院に初めて行った時から
自身での判断は難しい状態
だから私が決めなくてはいけない

眠るあなたに言った
「治療をしたくないかもしれないけど、子供たちの為に頑張って、ごめんね。できるかぎりの治療を選ぶね。」
痛いの大嫌いなのにね

標準治療が終わって家に連れ帰ったのもそう
あなたは在宅介護を望まなかったかも知れない

病院ではコロナで面会禁止
あなたの状況を常に知りたくて私が勝手に決めた
ただ自分の側にあなたを置いておきたかった

これも私の我儘

無理やり頑張らせてしまったのではないか?
今も何度も考えては後悔のような気持ちになるの

子供達はあなたの闘う姿を目の当たりにして一緒に過ごして
きっと彼らのこれからの人生に
大きなかけがえのない勉強をしたと思う
本当にありがとう

あなたが逝ってしまってもう二年半の月日が流れました

最近は私の周りの人達は皆現実を知っていて
あなたが居ない世界にいます
あなたの名残さえもなくなってしまった

まだ私はこの世界を認めていないのに
毎晩、残業で遅くなっているあなたを
今も待っている自分がいる

あなたが旅立った時
一緒に連れて行って欲しいと思った
置いていかれたような気持になった
私がそんな事を思うのは病気に直面し闘った
あなたに対して失礼な事かも知れない
でも、そう思ったの。だからなのかな…
最近は何度も「私は生きている」と
呟く自分がいる

私はあなた自身と一緒に
平凡な日常
日々のたわいのない会話
描いていた未来 全てを無くした

子供達を抱えた私には
世の中はなかなか世知辛いものです
そして思うの

この変わり者の私を理解する努力を惜しまない唯一の人を
失ってしまったんだなと

いつも色々半分ずつの私達
次は私が子供達に闘う姿を見せる番だ
今ここまで書いて気が付いた
まだ全開できない状態だけど
少しずつ気張ります

見ていて色々思うところがあると思うけど
こんな私ですみません